2020年05月12日
5/11 感じやすい心

今日は三女の大学のオンライン講義が長時間入っていたので、レッスン室を明け渡す。
新入学した大阪の大学の通常講義がはじまらず、パソコンも注文したものの入荷待ちなので、パソコンが大阪の家に届くまでは、高松で私とパソコンとカレンダー機能を共有し、お互いのオンライン授業が被らないようにスケジュールを組んでいる。
どうしても仕方がない時はスマホを使うが、やはり授業はパソコンの方が受講しやすいようだ。
とてもよくピアノを練習する生徒さんから、両方の薬指に痛みを感じると連絡があつた。
コロナで学校が休みになってから毎日3時間練習していたという。
普段のその子の弾き方、性格などからおそらく腱鞘炎をおこしかかっていると思ったので、対面レッスンが再開出来るまで、一切ピアノを触らないように話した。
よく私の話しを聞いてくれ、「先生のこと信用できる?」と聞いたらうんと頷いてくれ、「分かりました」と納得してくれた。
この生徒さんとは小学1年生の時から3年半くらいの付き合いだが、楽譜があまり読めず、歌は好きだけど、ピアノは嫌いといっていたのが嘘のように、ピアノはうちの教室で一番進度が進んでいるし、歌でもコンクールで素晴らしい結果を毎年出している。
私が今まで教えてきた生徒さんの中でも群を抜いて、資質に加え努力家の子である。
音楽をする人は感じやすい鋭敏な心を持っていて、それは音楽を深めていけばいくほど、どんどん敏感になってくる。
良いことにも悪いことにも感じやすいので、時にしんどくなることもある。
この子もコロナの感染拡大が始まった時に、一番に不安感を訴えて、私が教室の対面レッスンを全面中止する前に、自主的にお休みをした。
どんなに不安な中で、身体を固くしてピアノを一生懸命弾いていたのかと思う。
先日受講したヨガの先生が、「大切なことは自分の身体に暴力を振るわないこと」とおっしゃっていた。
来週からその子も一緒に、先生のオンラインヨガ講座を受けたいと思う
Posted by 音楽教室ルーチェ at
08:00
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